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SPECTORの歴史
「そもそも、当時は良質のベース用ピックアップなんてなかったから、それも自分で作ったんだ。ミシンのモーターを使って
ワイヤーを巻き上げてね。小さな棒磁石を買ってきて、それを木製のコイル・ボビンに入れて巻き上げた。
完璧ではなかったけれど、それでもちゃんと音は出た。テールピースは真鍮の棒で、ブリッジはエボニー材で作ったよ。」
〜スチュワート・スペクター 
(最初に作ったベースについてのコメントより)
SPECTOR®の過去30年に渡る歴史には、数多くのターニングポイントがありました。その中で普遍であり続けた姿勢、それはスチュワート・スペクターのただ演奏するためだけではなく、瞬時に目を奪われるような美しい楽器を作り上げることに対する情熱でした。

SPECTOR®の歴史は、大きく四つの時期に分けることができます:

SPECTOR®初の5弦ベース

ブルックリン期に作られた2本のうちの1本。に描かれたインレイは、ヴィニー・フォデラの手によるもの。ネッド・スタインバーガー同様、ヴィニーもスチュワートと出会ったことでルシアーとしてのキャリアをスタートさせました。ヴィニーはSPECTOR®社初の正社員であり、現在もスチュワートの良き友人の一人です。

(撮影:PJルバル)

Scott Smith of Loverboy
Shown playing an NS-1™
1976-1985 SPECTOR GUITARS
ブルックリン時代


この時期、スチュワートは様々なモデルの試作品を製作していました。ルシアーとしての自らの技術を磨くと同時に、後に立ち上げることとなった小さな会社にとって重要な人脈を築き上げたのがまさにこの時期です。

1977年、当時家具メーカーで働いていたネッド・スタインバーガーによってデザインされたNS-Bass™が数多くのプレイヤーを虜にしたことでSPECTOR®は急速に成長を遂げることになりました。


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Nikki Six of Mötley Crüe
Shown playing a custom painted Spector Bass
1985-1990 SPECTOR BY KRAMER
Kramer社時代

SPECTOR®は、ニュージャージー州のKramer Guitars社によって買収されました。スチュワートは将来を見据え、SPECTOR®の名を製品に残すことを条件にこの買収に応じました。これにより、SPECTOR®の名はより広くアーティスト達に浸透することとなったのです。しかし皮肉なことに製品に名を残したがゆえに、Kramer Guitars社の突然の倒産から裁判所による資産の差し押さえが執行された際、スチュワートは自身の名を冠したブランドを取り戻すための戦いを余儀なくされたのでした。

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Jason Newsted of Metallica
Shown playing his Signature Spector Model
1990 - 1998 STUART SPECTOR DESIGNS
SSD時代

Kramer Guitars社倒産後、PJルバルが加わりSPECTOR®の復活を目指して歩み始めたのがこの時期です。スチュワートは、「Double S」ヘッドストックやNS-2™といったモデル名を使用できなくなっていたため、B.O.BベースやJASON NEWSTED Signature Model™などの新たなデザインを、自身の小さなガレージで作り始めたのでした。

この頃、過去のSpector®における商標や著作権を取り戻すための彼の戦いはまだ終わってはいませんでした。


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"Dirty" Ray Sheuring of The Brett Michaels Band
Shown playing a USA Series
1998 -  STUART SPECTOR DESIGNS
ウッドストック時代

長い戦いの末、SPECTOR®の商標を取り戻したことで、スチュワートとPJはようやく自社の発展や新たなベースモデルの制作に集中できるようになりました。こうして生まれたのがNS-Body™を継承したハイクォリティ・モデルARC6™シリーズです。

多くのプロミュージシャン達がこぞってSPECTOR®のデザインと斬新なアイディアを取り入れたことによって、SPECTOR®ベースの需要は急増し、再び注目を浴びることとなりました。


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